さて自炊の準備である。まずは材料を集めてみよう!

釜の下キャンプ場は小さい。ざっと10張もしたら一杯いっぱいになる感じ。環境は凄く良くて目の前は階段を降りてすぐ海だ。風も心地よい。

現地の人が何やら海岸で集めているので聞いてみた。「巻貝ですよ。茹でたりすると美味しいんですよ。」見つけるのにコツはいるけど、確かによく見ると見つけられる。早速小僧達を招集して採りに行かせた。
「こんなに採れた!」
と大はしゃぎで持ってくる。良く見るとほぼヤドカリ。確かに巻貝にヤドカリが入ってると見分けはつかない。

次に岩に生えている「岩海苔」 こりゃ沢山あるぞ!でも注意書きに「岩海苔を勝手に採取してはいけません!」と書いてあるので一応役所に電話してみた。すると「採ってはいけないと書いてあるのでダメです。一応権利元の漁業組合に連絡してみてください。」との返答。次に漁業組合に電話してみた。「大丈夫ですよ。個人で使う分には構いません。販売するとかはダメですけど。」とあっさりお許しが出たので小僧達に「岩海苔を採取しろ」と号令。

岩海苔は乾燥している状態で採るので水につけると一挙に膨らむ。こうして中に入っている砂利を洗い流します。

地元のおじさんに教えてもらって魚釣りも。16匹ほど釣れました。小僧達はおお喜び。

さて材料は揃ってきた。晩飯の準備。

小僧達は火をつけるのが大好きである。

薪は地元の人達が補充してくれるので大量にある。、何から何まで無料で申し訳ない。

使っているコッフェルはユニフレームの「ファン5」。最強のコッフェルである。

匂いも美味そうだ!食いしん坊の2番目小僧は
「ちょー美味そうっ!」と大はしゃぎ。
みんな揃って頂きます!ガリッ!
2番目小僧
「お父さん、、なんかこれ砂利だらけ、、、。」
1番食いしん坊の2番目小僧は悲しそうな顔をしてこちらを見ている。
ガリッ、、、
これは岩海苔の洗い方が十分ではなかったのだ。なるほど市販の岩海苔が高いのはこういう事か、と考えつつもラーメンをすする。
ガリッ、、、。
3番目小僧も「砂利が入ってる!」
と何度も訴えてくる。
4番目小僧には上の部分だけを食べさせたがいかんせん岩海苔が大量に入りすぎて砂利が避けきれない。
ジャリ、、、。
4番小僧は泣き顔である。
皆沈黙しながらなるべく砂利を避けて食べる。
「ご馳走さま、、、」
小僧達の表情は暗い。
しょうがないので缶詰を出したらあっという間にご飯と共にたいらげてしまった。
今日はひとまずこれでよし。
✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎
生活を旅に変えよう!
「TenTen Guesthouse in Tokyo」
東京の格安ゲストハウスです。↓